“ビビビ”とわかる! メール配信のコツ by arara messaging div.

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きちんと下準備!メール配信に欠かせない「DNS」「MX RECORD」とは?

こんにちは!メッセージングソリューション部の吉田です。

これからメール配信を始めるというお客様と、ご導入に向けてお話をさせていただいていると、「システムを選んだあとはメール配信をするだけだと思っていたけれど、配信の前にはいろいろな準備が必要なのですね・・!」と言われることがあります。

たしかに、メール配信システムというのは、言ってしまえばメール配信の“代理人”なので、導入したから万事OK!ということではありません。メールを受信するユーザと良好な関係を築きつつ(迷惑メールとみなされないように)メール配信をしていくには、メールの配信元である企業様側にご協力いただかなければ実現できないこともあります。

例えばこんなこと・・
今すぐチェック!迷惑メールと見なされないための対策15コ
今すぐ始められる!(送信側の)迷惑メール対策

 

上記のコラムの中でも紹介していますが、その大切な準備の一つに“「DNS」の「RECORD(レコード)」の設定”があります。もし、これらの設定が正しく行われていなかった場合、配信元のサーバの信頼性(レピュテーション)が低くなり、メールの到達率も下がってしまいかねません。

そこで今回は「DNSのしくみ」、そして、メール配信に関連の深い「A RECORD」「MX RECORD」「TXT RECORD」について解説したいと思います!
(横文字ばかりで難しそう(;_;)ってあきらめないでください!)

#ちなみに、もしあなたが営業担当やマーケティング担当だった場合・・・
DNSはあなたがすぐに操作できるところにないかもしれません。DNSについては、企業ごとに管理部門や管理担当者が異なります。情報システム部門、経営管理部門、もしくはシステム関連の外注先ということもあります。メール配信を始める際には事前に「DNSの管理部門・管理者」を確認しておきましょう!

 

DNSとは

「DNS」とは、Domain Name System/ドメイン・ネーム・システムの略で、「ドメインに関する情報が置かれているところ(サーバ)」です。

「Domain(ドメイン)」については、以下の記事でも詳しく解説していますが、
【IT超入門編】「ドメイン」ってなに?!~ドメインとメール配信の関係~
WEBサーバやメールサーバ、PCなど、インターネット上の住所を表すものとして、コンピュータ向けなのが「IPアドレス」(182.236.93.187のような数字列)、人間向けで目に見えるのが「ドメイン」(arara.comやarara.co.jpなどの文字列)。
その両者が紐づけられた情報が置かれており、その変換を行うのが、ズバリ「DNS(サーバ)」の役割なのです!そして、この変換作業のことを「名前解決」と言います。

 

【DNSのしくみ①】

この、IPアドレスとドメインを紐づける設定が正しく行われていないと、当然のことながらドメインを使用した作業(WEBサイトの閲覧やメールの送受信など)ができませんので、その大切さがおわかりいただけるかと思います。

 

DNSのしくみ

DNSのしくみについて、もう少しだけ・・
DNSは、実は「フルサービスリゾルバ」「権威DNSサーバ」の“コンビ”です。
(いきなり言葉が難しくなりましたが^^;)

上の図では省略していますが、上の図のDNSの作業の裏側は下の図のようになっています。

 

【DNSのしくみ② (名前解決の裏側・WEB閲覧の例)】

上の図(WEBサイトの閲覧・表示の例)でお話しします。

フルサービスリゾルバは、パソコンなどの端末からの「https://arara.comというWEBサイトが見たい!」という問い合わせに対して、キャッシュ(一時保存/過去の記憶のようなもの)を参照し、キャッシュにその情報があった場合には「あったよ!」と、その紐づいたドメインとIPアドレスを返答します。

しかし、キャッシュに情報がない場合は、権威DNSサーバに「こっちだとわからなかったんだけど、https://arara.comに紐づくIPアドレスわかる?」と問い合わせをします。権威DNSサーバは、ドメインとIPアドレスが紐づけて登録された一覧のようなものを管理しているDNSサーバです。管理するドメインに紐づけされたIPアドレスや、その範囲内の詳しい情報(「ゾーンファイル」といいます)を持っており、フルサービスリゾルバからの問い合わせを受けると、そのゾーンファイルを参照して、情報があった場合には「あったよ!」と、ドメインとIPアドレスの情報を返答します。なかった場合には「なかったよ!」と返答します。

これが、DNSの「名前解決」のしくみです。

 

DNSとメール配信の関係

DNSのしくみがうっすらわかったところで、もう少し中身を見ていきましょう!そこに、メール配信との関連が深い部分があります。

権威DNSサーバが管理している「ゾーンファイル」には、いろいろな情報が「リソースレコード」というかたちが登録されています。そのうち、メール配信に関係があるのが「A RECORD(エー レコード)」「MX RECORD(エムエックス レコード)」「TXT RECORD(テキスト レコード)」です。一つずつ見ていきましょう。

◆A RECORD(エー レコード/アドレス レコード)
A RECORDは、DNSのゾーンファイルにあるもっとも基本的なリソースコードで、ドメインに対するIPアドレスを特定しています。メール配信に関わらず、ドメインを使用した作業に必要なレコードです。これまでの説明から、DNSはそもそもドメインとIPアドレスの紐づけをする存在なので、このA RECORDが設定されていないなんてありえない!ということがおわかりいただけるかと思います。

◆MX RECORD(メールエクスチェンジ レコード)
本題はどちらかというと、ここから。
MX RECORDには、該当するドメイン宛てに届いたメールの送信先(住所)が記述されています。
例えば、メールの送信先アドレスが「sample@arara.com」であれば、ドメインは「arara.com」ですね。そのドメインのメールサーバの名前(ホスト名といいます)が「mail.arara.com」だった場合、MX RECORDは「arara.com. IN MX 10 mail.arara.com」というかたちで記載します。これは、「arara.com」宛てのメールを「mail.arara.com」というメールサーバに届けてね!と指定したものです。「IN」はInternet、「MX」はMX RECORD、「10」は、同じドメインに複数のメールサーバを設定したときの優先順位を表します。この優先順位は、一般的に10、20などの数字で書かれ、小さいほど優先度が高くなります。

 

 

メールが配信されるときには、まずMX RECORDからメールの送信先のメールサーバを、次にA RECORDからそのメールサーバのIPアドレスを、それぞれ取得する必要があるため、DNSには両方の設定が必要になります。

つまり、【DNSのしくみ①】の図のようにWEBサイトを表示する場合には、DNSはA RECORDだけを参照します。
一方、メール配信の場合には以下の図のように、DNSはMX RECORDとA RECORDを同時に参照して、ドメインからメールサーバのIPアドレスを特定するのです。

 
【DNSのしくみ③ (名前解決の裏側・メール送信の例)】

 

◆TXT RECORD(テキストレコード)
TXT RECORDは、コメント欄です。ゾーンファイルのリソースコードを見たDNSは、TXT RECORDに特別なコメントが書かれていたら、「このドメインに紐づいているのはこのIPアドレスだよー」という情報だけを返答するのではなく、「こんなことも書かれていたよー」と、コメントをつけます。

迷惑メール対策として重視されている、送信ドメイン認証技術である「SPF」や「DKIM」は、このTXT RECORDに文字列を記載します。これで、「このメールの配信元はなりすましじゃないよー」と証明するわけですね!

詳しくは、以下のコラムをご確認ください^^
迷惑メール対策その1!SPF
迷惑メール対策その2!DKIM

 

まとめ

メール配信では、目に見える部分(デザインや本文)だけではなく、目に見えにくい“配信元(サーバなど)の信頼性”も大切です。
具体的には、ドメインと メールサーバを指定する「MX RECORD」、メールサーバとそのサーバの IP アドレスを指定する「A RECORD」の正確な記述、また、迷惑メール対策として重要視されている「SPF」や「DKIM」を記述する「TXT RECORD」の設定です。もし、これらの設定ミスや誤りがあると、メールの送信先のサーバによっては、信頼できない配信元からのメールだとみなされ、ブロックされてしまう可能性もあります。
そういったことがないよう、最低限のDNSの知識はもっておくことをおすすめします!

各種設定方法に関しては、契約しているDNSサービスによって異なりますので、まずは自社のDNSの管理部門・管理担当者に相談してみてくださいね!

メール配信に関するお困りごとやご相談がございましたら、いつでもお問い合わせください^^/

 

 

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