導入事例

株式会社テレビ東京コミュニケーションズ

自社の会員組織向けメール配信基盤としてアララメールを活用

テレビ東京グループのデジタル事業・戦略を担う株式会社テレビ東京コミュニケーションズ。 「テレ東本舗。WEB」「虎ノ門市場」「おかいものスヌーピー」などのサイトを主に運営されています。 今回は、アララメールを導入した経緯とその効果について星雄二氏、佐藤暢晃氏、相川義憲氏にお話を伺いました。 ※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています
株式会社テレビ東京コミュニケーションズ
星雄二氏

システム・マーケティング本部

星雄二氏氏

佐藤暢晃氏

システム・マーケティング本部

佐藤暢晃氏氏

相川義憲氏 

システム・マーケティング本部

相川義憲氏 氏

会員数万人向けのメール配信システムとして、アララメールを活用

――テレビ東京コミュニケーションズではアララメッセージングソリューション(以下 アララメール)をどのように活用していますか。

アララメールは、「テレビ東京ID」の会員数万名に各種メールを効率的かつセキュアに一斉配信するための、基本メール配信システムとして活用しています。

「テレビ東京ID」とは、テレビ東京グループが提供する「テレ東本舗。WEB」「ビジネスオンデマンド」などのオンラインサービスを同じIDでご利用ただけるサービスです。
メール配信の概要は次のとおりです。

 

アララメールの使用・契約形態は次のとおりです。

なおメール配信のときは、「必要に応じて対象アドレスを渡す」という方式を取っています。

会員情報のセキュアな運用を実現するためのカスタマイズ

――「必要に応じて対象アドレスを渡す」とは具体的には。

メールアドレスなど『テレビ東京ID』の会員情報ですが、これは独自の会員管理システムにより厳格に管理しています。
アララメールにメール配信させるには、この会員管理システムからメールアドレスなどの情報を引き渡す必要があります。しかし個人情報保護の観点で考えた場合、アララメールなど外部システムに渡す情報は最小限にするべきです。
そこで今回はカスタマイズを通じて、「アララメールには配信に必要なアドレスを、配信のときだけ引き渡す。配信が終わったら破棄させる」という仕組みを構築しました。具体的には次のとおりです。

  1. 『テレビ東京ID』の会員情報管理システムに、アララメールと通信するためのセキュアなインターフェースを設ける。
  2. メール配信を実行するときは、配信の直前に、そのインターフェースを使って、「必要最小限のアドレス」をアララメールに引き渡す。
  3. メール配信後は、アララメールが取得したメールアドレスを廃棄する。

この仕組みにより、「アララメールが会員情報を持つときの、『保有数と保有時間』を最小限にすること」を狙っています。
このとき担当社員が何か特別な操作を行う必要はありません。すべて自動的に実行されます。
このほかセキュアなメール配信を実現するために次のような仕組みを設けています。

「メール配信画面はサービスごとの分割」

『ビジネスオンデマンド』『テレ東本舗。WEB』など各サービスがメール配信するときは、「テレビ東京IDの会員情報から、『自社サービスを利用している会員』のメールアドレスを部分的に抜き出して配信する」という形をとります。しかしこの部分抜き出しを手作業で行うと、他サービスの会員にメールを誤送信する可能性が生じます。
これを防ぐために各サービスのメール配信担当者向けに「自社サービス専用の管理画面」を提供しています。その画面を使って配信すれば、「他サービスの会員への誤送信」は生じません。

「ワークフロー機能」

会員に向けてメールを配信する場合「責任者の承認」が必須です。承認がない場合、配信予定時間が来てもメールは配信されません。

これら二重三重の仕組みを通じて、セキュアなメール配信を担当社員に作業負荷をかけることなく実現しています。

導入前の課題

――アララメール導入前の課題について教えてください。

大きくは「メール配信システムを統一すること」が導入前の課題でした。
2013年に始めた「テレビ東京ID」はおかげさまで会員数を順調に伸ばすことができ、それにつれて各サービスサイトから会員に向けてのメール配信も活発化してきました。
しかし当時は、サービスごとに個別のメール配信システムを使っていました。このため運用手順、セキュリティ基準がバラバラになっており、これは運用管理、セキュリティ、コストなどあらゆる面で望ましくありませんでした。
その後「社内のデジタルサービスの基盤の統一」というプロジェクトの実施が決まり、その一環としてメール配信システムも統合することとなりました。
そして従来から使っていたメール配信システムを、あらためて相互比較した次第です。

システム選定の基準

――新たに導入する統合メール基盤に対し、どんな要件を求めましたか。

統合メール配信基盤となる製品に求めた要件は次のとおりです。

要件1. 「メール配信数、頻度が制限されない料金体系であること」
『テレビ東京ID』会員へのメール配信は、ビジネスの発展に併せて、配信数、頻度ともに増加していきます。したがって新システムには、そのように配信数や頻度を増やしてもコストが上がらない料金体系であることを求めました。具体的には、「メール配信数に対する従量課金」ではなく、「配信数、頻度に制限無しの定額料金制」であることを求めました。

この点については、多くのメール配信製品が「メール配信数に対する従量課金」だったのに対し、アララメールは「配信数や配信頻度に制限がない月額固定という料金体系で弊社のニーズに合致していました。

要件2. 「ハードウエア、ソフトウエアの管理コストが最小であること」
新システムでは、ハードウエア、ソフトウエアの管理コストは最小限(できればゼロ)が望ましいと考えました。ただASPにすると、カスタマイズが困難になります。これは悩ましい点でした。

しかしアララメールは「ASPだが専用サーバが可能」という提供形態でした。この場合ASPであることにより、「月額固定」「ハードウエア、ソフトウエアの管理はアララに任せられる」というメリットがあります。また専用サーバには「他の企業を気にせず自由に利用できる」という良さもあります。アララの提案は「ASPとオンプレミスの良いとこ取り」となっており、弊社のニーズに合致していました。

要件3. 「メール配信システムとしての基礎機能を網羅していること」
「クリックカウントや開封率の取得」「送信前の承認(ワークフロー)」「メール本文の差し込み機能」など企業が使うことを考慮したメール配信システムの基礎機能を網羅的に備えていることを求めました。

要件4. 「実績、信頼性」
企業・団体で多くの実績があり、確固たる信頼性があることを求めました。

要件5. 「カスタマイズ対応が可能であること」
「既にある会員情報管理システムとのスムーズかつセキュアな連携」が必須でした。それを実現できるよう新システムには柔軟なカスタマイズ、拡張性があることを求めました。

候補各社には「カスタマイズ対応は可能ですか?」と聞きましたが、それにはほぼ全社が「可能」と回答してきました。しかし内実を精査すると、可能とは言いながらも結局は「実現方法があいまい」「現実性がない」「非常な手間と費用がかかる」など不十分な内容でした。
アララメールには「製品自体がエンジンやAPIで構成されている」という他にない特徴があり、カスタマイズの容易さにおいて他製品より優れていました。
上記の要件の中、各社の提案を比較検討した結果、アララメールがテレビ東京コミュニケーションズの求める諸要件を最も満たしてたので、アララメールを採用することに決定しました。

アララメールへの評価

――これまで2年半、アララメールを使っての評価をお聞かせください。

最も重要だった「会員管理システムとの連携」については、製品が最初からAPI、エンジンで構成されているだけあって、非常にスムーズに進みました。
アララの技術者の開発速度もとても速く、むしろ弊社側の都合で待機してもらう時間の方が長かったほどです。
また技術者のみなさんとは、設計や構築の最中でも気軽に意見交換ができました。同じ目線でプロジェクトに取り組めました。
最初のカスタマイズの他に、機能拡張をこれまで何度か行いました。今後も機能拡張は発生するかもしれませんが、必ずスムーズに進むと確信しています。

先輩ユーザーからのアドバイス

――現在、メール配信基盤の導入、リプレイスを検討している企業に向けて「先輩ユーザーとしてのアドバイス」などあればお聞かせください。

今回の弊社のようなニーズ、つまり「すでに会員情報システムがあり、それにASPのメール配信システムを連携させたい」という意向をお持ちの企業にとっては、アララメールのようにAPIやエンジンで構成された、カスタマイズが容易なシステムは、検討に値すると考えます。
またカスタマイズを行う場合、開発や営業の担当者さんとは「同じ目線で話し合える」ことが重要だと、今回改めて痛感しました。親身になって相談にのってもらえることが重要かと思います。

今後の期待

――アララへの今後の期待をお聞かせください。

テレビ東京コミュニケーションズは、お客様に喜ばれるデジタルサービスを継続拡充していきます。アララには、そうした弊社の取組みをメール配信に関する優れた技術や提案を通じて支援いただくことを希望します。今後ともよろしくお願いします。

ページの先頭へ